腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

第153回芥川賞受賞作品

読んだ。



火花

火花

売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。
そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永。二人の運命は。

どんなもんかとワクワクして読み始めた。あらすじも何も知らなかったので、まんま芸人さんの話でちょっとビックリ。徳永と神谷の会話は面白いんだけど、なんかとっても緊張する。終わりが孤独じゃなくていいなぁ。
いつか、数十年後のふたりを短くていいから書いて欲しい。





スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルド

「早う死にたか」
毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。日々の筋トレ、転職活動。肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して…。

羽田さんのキャラが濃すぎて、健斗=なイメージで読まざるを得ない。また それが面白くて。お母さん、リアルだわー。おじいちゃん、すげー苛つかせるツボを心得てるわー。笑えて面白い家族小説でした。





ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス

小川洋子さんが選評で絶賛していた、こちらを読んでみたい。