腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

毒蝮流!ことばで介護

「そこのババア、まだ息しているか?」「おい、死ぬのを忘れちゃったんじゃねーのか」「なんだい、このジジイはわら人形みたいな顔しやがって」
などなど、毒舌を吐きながらも、やさしい笑顔と愛のこもったフォローで、老人のアイドルとして支持を集める毒蝮三太夫TBSラジオ『ミュージックプレゼント』は今年で放送45年目を迎え、ギネス級の長い放送歴で、これまでに話しかけ、元気づけてきた老人たちは数十万人。
聖徳大学でも客員教授として学生に介護を教えてきた同氏に、老人を笑顔にし、元気にさせる「介護言葉の技術」を学ぶ。

図書館本。にも関わらず、いたるところに鉛筆でマーキングしてある...。
いいよね毒蝮さん。長生きして欲しい人ランキング上位だ。毒蝮節のままの文章なので、読んでるうちに笑顔になる。

まずオレは、現場に来てくれた人たちの「仲間」になる。それで、なにかしゃべりたいババアがいれば、すきなようにしゃべってもらって、「まったくうるせーババアだな」と返してあげたい。
しゃべりたいんだよ、人間は。一人で住んでる年寄りなんか、なおさらだよ。しゃべって、「かまって」ほしいんだよ。

同じ話が重複してるような部分もあるが、何度聞いても面白いし沁みる。     立川談志さんや、ご両親のおはなしもいい。毒蝮さんの大事な座右の銘の一つだという、お母さんの口癖。

「病気の人を見たら、その人はお前の代わりに病気になった。お前の不幸を代わりに背負ってくれてると思うんだよ」


フレディの遺言

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