ほんとうの花を見せにきた

ほんとうの花を見せにきた

少年「梗」を死の淵から救ったのは、竹から生まれた吸血鬼バンブーだった。心優しきバンブーと、彼に憧れる梗との楽しくも奇妙な共同生活が始まる。だが、バンブーにとって、人間との交流は何よりの大罪であった。

中国奥地からやってきた竹のオバケたち。
日本を舞台としてるとは思えない殺戮現場から始まる。生き残った梗ちゃんを救ったバンブーは、救急外来の夜勤で働いて そこで血液パックを購入？している。今までの吸血鬼像とは一味違う。
最後の『あなたが未来の国に行く』を読んでから、もう一度『ちいさな焦げた顔』を読み返す。 洋治の「…すべてを受け入れよう」の言葉の重みだったり、長老・類類の持つ橙色の紙だったり、少し違った意味をもって迫ってくる。類類を抱きしめてあげたい。

ジャンルはY.A(ヤングアダルト)かな。とってもピュアな願いが詰まっていた。

吸血鬼といったら、怪物くんにでてくる「ざますざますのドラキュラ」。

今、千葉テレで放送されてる怪物くんのオープニングがいいんだよなぁ。歌は同じなんだけど。あの映像を見てると なんだかとっても泣きたくなる。