腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

永い言い訳

永い言い訳 (文春文庫)

永い言い訳 (文春文庫)

妻が死んでも泣けない男のラブストーリー。
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。悲劇の主人公を装うことしかできない幸夫は、妻の親友の夫・陽一に、子供たちの世話を申し出た。妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。その不思議な出会いから、「新しい家族」の物語が動きはじめる。

映画は観てないんだけど、キャスティングがピッタリ!あて書きなのかな。 読んでたとき、ちょうど日本シリーズやってて解説を衣笠幸夫さんがやってて、いつも「お〜幸夫〜」と思う。
悲しくて、切なくて、そして面白いんだなぁ。幸夫君のボヤキが面白い。Twitterやってほしい。残された者たちは不器用で色々と失敗して、そのたびに苦しくて泣きたくなるんだけど、凄いなぁ。生きてたら やり直せるんだ。

「生きてるんだから、生きててよ」

この小説は希望で出来ています。