この世界の片隅に
この世界で
普通で
まともで 居ってくれ
モーニングクロスで古谷経衡さんが映画と呉のことを熱弁されていて、これは観るべきだろうなぁと思い行ってきた。評判通り期待通りの素晴らしい作品でした。言葉を重ねても伝えきれない。
絵を描くのが好きな優しいおっとりした女の子が主人公すず。
幸せな幼少期、呉へ嫁ぎ、性格のきつい小姑に悩んだりしながらも新しい場所に根を張る。だんだん あの日が近づく。戦時を生きる普通の人々の日常。
クスクス笑える場面が多いだけに、後半は胸が張り裂けそうになる。こういうことが起こるのが戦争なんだと。でもラストはとても明るい。灯りに向かい歩いていく、そこに救われた。
平日の早い時間の上映回には 年配の方や、高齢の親御さんを連れてきたような方もちらほら。この映画を観終わったら きっと70年前のあの時を語りたくなるだろうな。
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あの時代を生き延びた人々は、誰かの分の人生も生きてきたんだろう。
あと、すずさんの妹さん。別人だけど、夕凪の街 桜の国を読み返したよ。
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