死刑絶対肯定論
- 作者: 美達大和
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/07/16
- メディア: 新書
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哀しい事実だが、犯罪者のほとんどは反省しない。監獄法の改正後、「自由」になった刑務所では、今日も受刑者たちの笑い声が響いている。裁判では頭を垂れるも内輪では「次は捕まらないよ」とうそぶく彼らを前に、何をすれば良いのか。犯罪者を熟知する著者は、彼ら自身を「死」と向き合わせるために「執行猶予付き死刑」を導入せよ、と説く。現役の無期懲役囚が塀の内側から放つ、圧倒的にリアルな量刑論。
とても興味深い提案だとは思う。でも 何だろう この違和感。犯罪者が殊勝なこと言ってるよと心の奥の方で思ってしまう自分は、どうしようもない天邪鬼。俺はちゃんとしてるけど、他の連中はどうしようもないぜ的な箇所にもやもや。人生色々、犯罪に至る経緯も理由も様々だろうが。
のほほんと生きていても、いつ何時 事件事故に巻き込まれるとも限らないわけで。ちょっと家庭内で話してみるのもありかなと思う。