腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

花言葉をさがして

花言葉をさがして The language of flow

花言葉をさがして The language of flow

あなたの花が、すべてのはじまりだった。
生まれてすぐに母親に捨てられたヴィクトリアは、心を映し出す「花言葉」で人や世界とのつながりを取り戻してゆく――。

無愛想で怒りっぽく野生動物のようなヴィクトリア。何度も何度も悪さをするのは、愛情を確かめるため。そんな思いは理解されるはずもなく、何人もの里親のもとを転々とする。そしてラストチャンスで、彼女はエリザベスに出会う。
9才のヴィクトリアと、18才のヴィクトリアの物語が交互に進む。
傷ついたことのない人なんているんだろうか。他人を傷つけたことのない人もいるんだろうか。赦し赦されて生きている。そんな大切なことを教えられました。

100%善意からくる言葉が、時として人を絶望させる。マザー・ルビーの存在が興味深かった。悪気が全く無い分、性質が悪いんだよな。こういう人いる。


「欠点だらけの人間が世の中で自分だけだと本気で思ってる?心が粉々になるほどの傷を負った人間は自分だけだと思ってる?」