羣青
- 作者: 中村珍
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/02/25
- メディア: コミック
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- 作者: 中村珍
- 出版社/メーカー: 小学館
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殺した女。殺させた女。 “共犯者”となった二人の女が、逃避行の中で遭遇する出会いと別れ。
愛と憎しみ。喜びと悲しみ。無垢と汚辱。生と死。
悲しいし、汚いし、かわいそうだし、痛いし、後戻りできないし、下巻はあーだこーだセリフ詰め過ぎて読みづらいし、画も最後まで微妙だし、真木よう子さんが紹介しなきゃ手に取らなかっただろうけど、超ド級の傑作だった。
夫にDVを受けてた妻が、同級生(レズビアン)に夫を殺害してもらう。出頭するか、死ぬか...罵ったり傷つけ合いながらの逃避行。「もう最後は死ぬんでしょ!終わらせてあげて」と決め付けて読んでたので、ラストは意外だった。連載開始時は弱冠22歳だったってマジですか。どんな人生歩んできたらこんなの描けるの。
知り合わなきゃ、絶対幸せだったのに...、
出会えないのは不幸だったと思ってる...。