ランチのアッコちゃん
- 作者: 柚木麻子
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: 単行本
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屈託を抱えるOLの三智子。彼女のランチタイムは一週間、有能な上司「アッコ女史」の指令のもとに置かれた。大手町までジョギングで行き、移動販売車の弁当を買ったり、美味しいカレー屋を急遽手伝うことになったり。
そのうち、なんだか元気が湧いている自分に気付いて……。
移動のときや、病院の待合室なんかで、何かサクッと読後が爽やかなもの読みたい時にいいんじゃないかと。期待しすぎて少し物足りなかったけど、頭でうだうだ考えるより、とにかくやってみろ!何か変わるから!と背中を押してくれます。
『第四話 ゆとりのビアガーデン』 総合ネット商社「センターヴィレッジ」始まって以来の「使えない」社員で、三ヶ月で退社(ほぼクビ)になったREMIの巻き起こす小さな奇跡。おっちょこちょいで、ずうずうしくて、そして度胸のある彼女のようになりたい。巻末の参考のリストには寺井良治著『日本一元気な30人の総合商社』。
そういえば読売朝刊にこんな投稿が載ってました。
先日、ラジオ番組で、ある中小企業社長の話を聴いて感銘を受けました。 会社の業績が伸び悩んでいるとき、その社長は、「そういえば、自分はあまり社員を褒めていないな」と気付いたそうです。そこで、良いところは互いに褒め合おうと社内で呼びかけたところ、業績がぐんぐん伸びたというのです。
人は褒められると、頑張れるものです。
5年前に亡くなった妻は、小学生だった息子が成績の良くない通信簿をもらってきた時、「よく頑張ったね」と優しく声をかけていました。怒られることを覚悟していた息子は、うれしそうな顔をしました。その後、よく勉強するようになりました。
妻は、私のことも「立派だね」「お父さん、すごい」と、よく褒めてくれました。 おかげで、仕事が苦しい時も頑張ることができたと感謝しています。
褒められずに怒られてばかりでは、前向きになれる人は少ないでしょう。 会社でも、互いに褒め合うことが大事だと思います。
三上 茂 68 (福島県郡山市)