腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

ランドセル俳人の五・七・五

八歳で「朝日俳壇」に作品が掲載され、多くの読者を驚かせた少年・小林凜。彼は生まれた時、たったの944gだった。
奇跡的に命が助かり、成長した彼は、その小ささから小学校入学とともに、壮絶ないじめに遭う。いじめを見て見ぬふりをする学校。命の危険すら感じた母は、息子を学校に行かせないことに決めた。
不登校の日々、少年の心を救ったのは俳句をつくるということ―――     五・七・五に込められた少年の孤独、優しさ、季節のうつろい、世の不条理。

瑞々しい俳句がたくさん。中には少年とは思えないほど達観した作品も。     精神的に身体的にも傷つけられても、決して揺らぐことの無い彼の感性。
それにしても、こんな対応する先生っているんだ。信じられない。もし、うちの子が大きくなって誰かを虐めるようなことをしたら 鉄拳制裁どころじゃ済まさないぞ。   いじめっ子の親は何してるんだろう。不思議。


最近、『世界では学校に通わず、家庭学習だけの子どもが何百万人いる』というような記事を見た。日本と違って、通学途中での誘拐だったり、そのほか様々な事情が紹介されていた(うろ覚え)。学校での団体生活はとても大切だと思う。でも少子化も著しい昨今、大雑把に横並びではなくもっと選択肢が増えていっても良いのではないかな、と少し思った。う〜ん、でも難しい問題だ。

これから小林凛さんが成長していくにつれ、どんな句を生み出し、描いていくのか楽しみです。負けるな!ってか負けてないから!





ピッキーとポッキーのはいくえほん (日本傑作絵本シリーズ)

ピッキーとポッキーのはいくえほん (日本傑作絵本シリーズ)

大好き俳句絵本。会話も七五調になっちゃうよ。