腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

光の音色


あんなに縋るように聴いていたのに、環境の変化もあり、「もう大丈夫かも」と、意識的に距離を置いていた。でも、偶然ポスター見ちゃったからしょうがないよね。

すべてを失った夜に、“光”は降り注ぎ、音楽を奏で始める

亡き妻を葬るための墓穴をほりながらも、一転、妻の代わりに過去の思い出の品々を埋め、リヤカーで旅に出るひとりの老人。
セリフは一切無く、バックホーンの歌と呼応しながら、場面は動いていく。

一曲目『月光』が始まった途端、まず一人席を立つ。どうやら、何か違うと判断したらしい。結局、三名ほど退出した。もともと15人位しか入ってなかった。土曜日は一日一回きりの上映だったのに。超低予算で制作したらしいが、それにしても大丈夫だろうか...心配だ。パンフレットは二千円だったよ。観る前は「別にいっかな」と思ったけど、応援の意味も込めて購入。まぁ一冊だけど。
ウラジオストクでの撮影は本当に大変だったそうです。日本からは5人、現地スタッフは10人位で、最初は結構いたのに徐々に減っていったそう。OH,Japanese Movie!と思って来たら、何だよ自主映画かよっ!って驚いて逃げられたらしい。
それにしては良く出来ていた。(超超上からですみません) おじいさん役のセルゲイさんはミュージシャンですって!!マジか!?あの息も絶え絶えのイッチャッテル眼とか凄かったけど。

バックホーンは全然変わってなかった。泥臭くて真っ直ぐで熱かった。山田くんは首太くなった?鍛えてるのかな。他の三人も男っぷり増しつつも全然変わんない。


あの二人の後姿で終わって余韻を残すのがフツーだろうに...そこからの!ってのがとっても最高でした。あと、犬!老犬KIDの名演が光ります。来週のCLUB CITTA’でのライヴで完成するんだろう。一人でも多くの人に届きますように。