腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

LOOK BACK IN ANGER

愛する女が他の男に抱かれると異常な悦びを覚える白鳥。
脳内の友から逃れようと、酒に溺れるロック狂の逸馬。
醜貌の蜂村は部長の肩書きで女を誑かしては教祖のように振る舞い、茂吉は一族の宿命に縛られる。
世間から蔑まれ生きるエロ本出版社の男たちは、欲と自意識に囚われ、やがて凄まじい一撃を炸裂させる――。
著者が編集者時代と決別すべく描いた、超弩級の物語!

町山さんが帯に推薦コメントで、高橋ヨシキさんがカバーデザインって最高じゃないですか。でもよく考えたら、絶対ヤバいじゃないですかー......
ラブ&バイオレンス......ラブもバイオレンスも幅が広いなぁ。実際のことを基にしたフィクションとのことだが、いやー東京って怖いところですね☆
「なんなんだよこれゲロとグロとエロばっかじゃん」と毒づきながら読了。なんということでしょう、抗体が出来たのかエログロゲロの登場人物たちに対して、少しばかり同情というか憐れみを感じる心が芽生えました。蜂村の章なんて、読み返したら笑いどころが満載だった。
村上龍五分後の世界がチラッと頭をよぎった。


ルック・バック・イン・アンガー

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