腹八分寄り道人生

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デザイン

駅をデザインする (ちくま新書)

駅をデザインする (ちくま新書)

「出口は黄色、入口は緑」。シンプルかつ斬新なスタイルで日本の駅の案内を世界レベルに引き上げた第一人者が、豊富なカラー図版でデザイン思想の真髄を伝える。

お馴染みの路線図(チューブ・マップ)は、ロンドンの電気技師だったハリー・ベックという人が電気回路図をヒントに考案したものだそうな。デザインに無関係の人でも彼の名は知っていると。素晴らしい。
表示の情報量が多くてもダメなんだそうです。人間っていうのは、ゴチャゴチャたくさん書いてあっても、パッと見て分かんなそうだと「判りづらい!」となってしまう。。
その点でも、多言語表示の問題にはモヤモヤ。表示面サイズは変更せずに、中国語・韓国語表記を追加したことで、総じて文字は小さくなり、サインとしての性能が落ちたと。東京五輪までになんとかならんか。シンプルに美しく。




世界の駅別「乗降客数ランキング」

電車を普段使わない人にも、地方から来た人にも、外国からの観光客にも分かりやすいデザイン。慣れてる人が教えてあげればいいと思うけど、そういうことじゃないんだよね。
普通・急行・快特の区別もつかない上に方向音痴な自分が、チビ鉄と元祖鉄ちゃんの夫の影響で今では鉄道マイスター(嘘です)
私鉄やJRや地下鉄が入り乱れてる都会の交通網、この混沌こそがTOKYO...。

サインシステム計画学: 公共空間と記号の体系

サインシステム計画学: 公共空間と記号の体系



東京五輪問題。
エンブレムデザインは「小学生から公募しろ」とか、競技場は「日本でやるんだから日本人の建築家のデザインを選べ」とか...そういう意見ばかりじゃないとは思うけど、何だかちょっと悲しい さもしい。
金じゃぶじゃぶ使ったれ!と言ってるわけではないが、2020年東京五輪が決まったときの あの高揚した空気がこんな感じになってるのが残念でしょうがない。五年後の夏も200%暑いだろうし、なんだか立候補しないほうが良かったのかな。。否!わたしは楽しみにしてるんじゃ!