世界は終わりそうにない

世界は終わりそうにない

愛すべき、私たちのしょっぱい日常。恋愛の苦み、読書の深み、暮らしの滋味…膝を打ちたい気分で人生の凸凹をあじわうエッセイ集。

角田さんが色んな雑誌に寄せたエッセイや対談をまとめた一冊。
ワタナベケンイチさんの装画がなんとも良い味。暑さでぼんやりした頭にはちょうどいい緩さの内容だった。自分以外の全員が酔っぱらっていたという『酔っ払い電車』、やさしい視線にキュンとした。お酒呑めたら人生楽しそう。酔わないけど真っ赤になって痒くなるから、きっと体質的に合わないんだろう。

今年４月に亡くなられた船戸与一さんとの対談も。いや〜このジャンルでこの年代の作家さんは格好いいし面白いなぁ。『蟹喰い猿フーガ』を熱烈に推薦してたの誰だっけ。

こっちも読みたいが、ネコ飼いたくなっちゃいそうで我慢してる。

今日も一日きみを見てた