腹八分寄り道人生

なんてことない日常つらつら

料理考

先日の朝刊コラム『編集手帳』で料理に関する話題があった。

包丁とまな板のない家庭があるとは何年か前に聞いて驚いたところだが、道具どころか、いずれは台所すらなくなると予見した報告書まで現れたという◆アメリ穀物協会『FOOD2040』に「キッチンのないアジア」という項目があり、日本の場合、2040年には「食品の70%以上が家庭外で調理されている可能性がある」と予測している。

ちゃちゃっとそこそこのものでお腹を満たしたらOKという気持ちはわかる。一人暮らししてた時は、日々の生活に疲弊して、品目とかあまり考えてない食事だったし。。それでも健康でいられたのは、小さい頃にちゃんと土台を作ってもらってたからだろう。母さんありがとう。

野菜のお値段が家計にやさしくなってきたということもあり、最近の我が家の食卓はお野菜中心のメニュー。シンプルな食べ方が一番美味しい。

Farmer's KEIKO 農家の台所 (生活シリーズ)

Farmer's KEIKO 農家の台所 (生活シリーズ)

なんだ!家にあるもので出来るじゃん!的な。 簡単で美味しい懐かしい。    三才児がけっこう食べてくれて嬉しい。 トマトがハードル高いようだが、なんとなく気持ちはわかる。土台をつくってあげるのが私の仕事だなぁ。頑張るぞ!



野菜賛美を展開しましたが、夫につくるのは男メシ。 こういうのじゃないと、「ごちそうさま」した後でカップヌードルを食べてたりする。。そして私の怒りの導火線に火がつく。
とか言いつつ。 このレシピ本は使える。親切丁寧な解説。さらに、工程から完成の写真から美味しそうな匂いが漂ってきそうだ。明日は自由カレーにしよう。



編集手帳』コラムの最後はこんな言葉で締められています。

伊達家の家法『伊達政宗壁書』にある。<朝夕の食事はうまからずとも褒めて食うべし>。台所の命脈を末永く保つためにも、「おいしいね」の笑顔は欠かせないようである。